このレビューはネタバレを含みます
NYだし、ハーバード次席卒業のビッグファームにいるジュニアアソシエイトだから
まぁとにかく忙しいし恋も家族も仕事も色々ありすぎる。
だからこそ非現実的で、ドラマとしてすごくハマれた。
韓国系アメリカ人の女性が白人男性と肩を並べるためにはプライベートの犠牲が当たり前にエグい。
持ち前の聡明さと実直さで厳しい現実を渡り歩く術がとても素敵だけど、そこを美化しちゃいけないよね本来。
白人男性が当たり前に取っているワークライフバランスはイングリッドも当たり前に享受すべきなのに。
ドラマとはいえそこはモヤッとしたし、リアル過ぎて悲しかった。
毎月生理とも闘ってるのにあれだけバリバリルブタン履いて結果残せるイングリッド凄すぎる。
実際はメンタルヘルスを優先しないといけなくなるマイノリティが世界にはたくさんいるはずだから。
クレイジーリッチの大ヒットやBTSの活躍があっても、まだまだ白人男性じゃない人には苦しくて厳しいアメリカのリアル。
そんなの間違ってるのに、声を上げるために力をつけなければいけない年代の主人公たちは悩み苦しむ。
今NOと声を上げたら、これまで必死に築いてきたキャリアと評価が台無し…だけどパワーのあるNOを発信するための肩書きを得るため、
必死に歯を食いしばってやってきた今までがあるから…！
だからこそ8話あたりからの畳み掛けは観てて感動した。
若くてキャリア的に弱い時期は、長いものに巻かれておく方が得も多いけど
その得を得るために傷付き失うものは、いつか振り返った時に取り返しのつかない後悔になったりする。
そういう酸いも甘いも知ってるアラサーイングリッドたち仲良し3人が生きやすい世界を切り拓いていけますように…。
3人それぞれの生きやすい、搾取されない、やりがいのあるお仕事ライフがシーズン2で描かれますように…。
シーズン2はZとのロマンスかな？
シーズン1は誰派かでファンがインスタで色々言っててタグ見るだけで楽しい♡
