このレビューはネタバレを含みます
優しいドラマ
作品を通して「伝える」とは何か?を考えさせられるドラマだった。
伝えたい、相手のことを分かりたい。
そういう気持ちを持って言葉を交わし合う事が大切で、手段(声や手紙等)は全然関係ないという気持ちになった。
声でのやりとりは相手の顔を見ずにできる便利さから、ついつい言葉を交わし合うのが適当になりがちになる時がある。それに対して、手話は話し相手を見ながら会話する必要があるが、それは相手と想いを伝え合う上ですごく大切な事だと思い知った。
これからはできる限り相手を見て会話していきたいと感じた(ドラマや映画を見るときも、流し見は極力避けよう)。また、言葉だけでなく表情や体も使って想いを表現し、相手の想いもわかろうとする努力をしていきたい。
「違う人生を送ってきたんだから、考え方が違うのが当たり前だよ」
「耳聞こえなくて可哀想、そういう考え方しかできない方が可哀想だよ」
特に胸にグサリと刺さりました。
最終回の奈々と湊斗の会話のシーン。字幕がないのがいいなと思いました。
ほんの少し、幸せのおすそ分けが広がる作品・最終回だった。
長くなったが、結論。
素晴らしいドラマだった。