いて座

最初はパーのいて座のネタバレレビュー・内容・結末

最初はパー(2022年製作のドラマ)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

毎回いろんなネタ見れて最初は鼻で笑うくらいだったのにだんだんレベル上がっててちゃんと面白くなってったなって感じた。養成所の壁に貼ってあるポスターがジェシーが過去に出た作品のパロディにしてたり、実在するグループ名や人物名をもろに出してネタにしてるところが秋元節強いなと思ったし、そんな秋山節の強いセリフを言う相田さんはいつでもおもろくて、最初の方でみんなのネタの面白さがよく分からなかった時は相田さんに全て持っていかれてたわ。

光の色について、昼は白で夜は紫で、単色の光を当てた照明が多いのが気になった。壁とか服とか白いものに囲まれたジェシーめちゃくちゃ白かったし、男性陣は濃いメイクとかしないだろうから全体的に彩度が薄く見えてたまに覇気みたいなのを感じないとこもあった。ジェシーに関しては猿之助さんが色黒だから合わせるのが難しいのかもしれないけど、澤村さんよりジェシーが消えてしまいそうな。空間が作り物に見えすぎてしまう瞬間があってちょっと萎えた。

6話で豪太と入院してる澤村さんがネタ合わせするシーンでタブレットとかスマホ使って2画面にしてるのが面白いと思ったし、最終話で澤村さんの妻が娘に「ほら、パパテレビ出てるよ」って言ってたのも、本来の意味とは違うけどある意味伏線的でここに結びついてたのかと思ってこの演出は良かったなあ。泣いた。
澤村さんの死もよくある病院で心電図が停止するみたいなシーンとかもなく、最終話で話の流れから澤村さんが亡くなったことに気づいていくみたいな感じになってて、全組のネタを披露する時間が必要だったからかもしれないけど笑いの方の時間を長くしたのはよかったのかも。最初はパーの出番が終わったあとの控え室に遺骨と写真があったから「あ、もう火葬まで済んでるんだな」って思って時間の進み具合にはびっくりしたんですけどね〜

「ドンドンドンドンドン引き、了解!」ってやつ、言葉として面白いかは最後までよく分からなかったけど否定も肯定もしてくれる魔法の言葉で良い。
最終話で相田さんが微笑みながらみんなのネタを見てるのは感動した。👍🏻ってしてるのも良かった。

エンディングのSixTONESの「Good luck!」はSNSやテレビで聞いてサビの振りも覚えたりしたけどほんとに明るくて元気が出るような曲で良い。好き。黒スーツかっこいい。
エンディングでも出演者みんなが踊ってたり、ブラウン管テレビ(?)でその話のハイライトを映してたりしてる演出も好きだった。

そもそも普段からお笑い番組とか見ないからこの作品で披露されてるネタが一般的に見ても面白いかそうじゃないかとかよく分からないけど、見ていて思わず笑ってしまうところがお笑いの良さだと思ったから今せっかく関西に住んでるんだし一度本格的なお笑いのライブ行ってみようか迷った。
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