親を換えることができる魔法の金のスプーンを手にした貧しい家庭のスンチョンが、御曹司である同級生のテヨンの親と自分の親を取り換えることから始まるお話。
ファンタジーではあるものの、韓国で有名なスプーン階級論(金の匙＝裕福な家に生まれた人、土の匙＝貧しい家に生まれた人で、努力でもその差は埋められないという考え)を体現する、格差社会の過酷さがひしひしと伝わってくる作品でした。
とにかく先が読めないドラマだった！！
最後まで予想を裏切られ続け、その点では本当に面白かったです。
人間の欲望をこれでもかと見せつけられた気分。そしてそれに対する代償が大きく、決してハッピーな展開ではないので、そこは覚悟して観た方がいいかもしれません。
ソンジェの演技は良かったものの、スンチョンは途中から何を考えているのかよく分からず…ジュヒ(チョンチェヨン)も事件の時にテヨンを疑ったところと、親を換えたスンチョンを葛藤もなく普通に受け入れていたところに違和感を感じて、あまり共感できなかったなぁ。
そして最終的に思ったのは、ハルモニ、どうかもうスプーン売らないで！！！笑 でもラストの締め方、ゾワゾワして好きでした。
展開には色々思うこともあったし、詳しい説明が無かった部分が気になったりもしたけど、先の読めないファンタジーとして楽しめました。
