胃潰瘍のサンタ

いちげきの胃潰瘍のサンタのレビュー・感想・評価

いちげき(2023年製作のドラマ)
3.3
「七人の百姓が侍となって赤報隊の狼藉者を斬る」。
ログラインはシンプル。
呑百姓が訓練されていく前半は疾走感があってかなり面白かったが、後半が何とも物足りない。危機に瀕している体制側の危機感が何となくおざなりなので百姓側の感情が引き立たず、対する杉本哲太の伊牟田もキャラが曖昧で、クライマックスが盛り上がりきらなかった。
音楽が鳴りっぱなしの演出もあると思うけど、やっぱり宮藤官九郎は長尺の連続ドラマでないとブーストがかかる前に終わってしまうのかな。

伊藤沙莉やシソンヌじろうは味があってとても良い。