人災でたまるか
ㅤ
すごく辛かった
でも全日本人が観るべき
日本人の私たちは、
これを知っておかないといけない
絶対に風化させてはいけないし
後世にも伝えていかなくてはならないと
強く思った
地震も津波もすごくリアル
特に津波の場面なんて
直視するのも辛いほど
あっという間に建物は損壊し
人間ができることは何もなし
どれだけ技術が進化しても
自然災害の前では何もできない
ㅤ
現場で対応する人達と
離れた地から指示する人達
現場にいない人に一体なにが分かる
離れた安全の場から
ああでもないこうでもないと
声を荒げる政府達
こんな状況でも政治家様達の
顔色を伺わないといけないなんて
「信用ならん」って現場に来られたら
それはそれで邪魔だけど
最前線にいない人間が
えらそうに「こうしろああしろ」って
言ってくるのめっちゃイライラした
国民に伝えなくちゃいけないのは分かるし
「分かりません」「仕方ありません」で
私たち国民が納得するわけないのも
もちろん分かっているけれど
それでも最前線にいる人達が
色々なアイデアを出しながら
命懸けで戦ったこと、もっと称えるべき
現場にしか分からないことだってある
ㅤ
淡々と描いているからこそ
終始ずっと辛かった
特に辛かったのは
退避する人と残る人の別れの場面
未来を担っているからと
若者には退避命令が出され
中堅くらいの責任者達は残る
「部長、すみません」と謝る部下
物語冒頭で帰らせてくださいと
頼んできた若い部下達に
残って欲しいと頭を下げた時も
本当は苦しくて仕方なかったと思う
だからこそ「俺たちに任せろ」
「今度は被災地の人たちを救ってくれ」
と快く送り出したんだと思う
自分たちだって家族がいる
別れのメッセージを送るくらい
相当の覚悟をしていたと思う
そこまで命を懸けて私たちを
守ろうとしてくれたこと、
原発の暴走を止めようとしてくれたこと
絶対に忘れてはいけない
風化させてはいけない
まだ戦いは終わっていない
ㅤ
東日本大震災が起こった瞬間のことは
今でもよく覚えていて、
当時小学6年生
授業中で、小学校の図書室にいた
揺れたら机の下に隠れて
すぐ教室に戻った
愛知県なので震度は3か4くらい
なにも傷や被害はなかったけど
すぐ教室に戻ってすぐテレビをつけて
東北で大きな地震があったことを知った
すぐに校庭の真ん中に集められて
親のお迎えでその日はそのまま帰宅
津波はテレビで見た
ACまみれになった(ありがとうさぎのやつ)
行方不明者か無事の人だったか、
被害にあった方の名前を
ひたすら読み上げるテレビ放送があった
凄く悲しいことが起きたことは
小学6年生の私でも分かったし
その後海外留学、ホームステイしたけど
ホストファミリー、寮のルームメイトに
「あの時の津波はどうだったのか?」と
聞かれたから世界的に見ても
かなり関心が高かったことが分かる
︎︎
辛かったけど本当に素晴らしい作品
ネトフリ会員の方は是非