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THE DAYSのmisaのレビュー・感想・評価

THE DAYS(2023年製作のドラマ)
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人災でたまるか

すごく辛かった
でも全日本人が観るべき
日本人の私たちは、
これを知っておかないといけない
絶対に風化させてはいけないし
後世にも伝えていかなくてはならないと
強く思った
地震も津波もすごくリアル
特に津波の場面なんて
直視するのも辛いほど
あっという間に建物は損壊し
人間ができることは何もなし
どれだけ技術が進化しても
自然災害の前では何もできない

現場で対応する人達と
離れた地から指示する人達
現場にいない人に一体なにが分かる
離れた安全の場から
ああでもないこうでもないと
声を荒げる政府達
こんな状況でも政治家様達の
顔色を伺わないといけないなんて
「信用ならん」って現場に来られたら
それはそれで邪魔だけど
最前線にいない人間が
えらそうに「こうしろああしろ」って
言ってくるのめっちゃイライラした
国民に伝えなくちゃいけないのは分かるし
「分かりません」「仕方ありません」で
私たち国民が納得するわけないのも
もちろん分かっているけれど
それでも最前線にいる人達が
色々なアイデアを出しながら
命懸けで戦ったこと、もっと称えるべき
現場にしか分からないことだってある

淡々と描いているからこそ
終始ずっと辛かった
特に辛かったのは
退避する人と残る人の別れの場面
未来を担っているからと
若者には退避命令が出され
中堅くらいの責任者達は残る
「部長、すみません」と謝る部下
物語冒頭で帰らせてくださいと
頼んできた若い部下達に
残って欲しいと頭を下げた時も
本当は苦しくて仕方なかったと思う
だからこそ「俺たちに任せろ」
「今度は被災地の人たちを救ってくれ」
と快く送り出したんだと思う
自分たちだって家族がいる
別れのメッセージを送るくらい
相当の覚悟をしていたと思う
そこまで命を懸けて私たちを
守ろうとしてくれたこと、
原発の暴走を止めようとしてくれたこと
絶対に忘れてはいけない
風化させてはいけない
まだ戦いは終わっていない


東日本大震災が起こった瞬間のことは
今でもよく覚えていて、
当時小学6年生
授業中で、小学校の図書室にいた
揺れたら机の下に隠れて
すぐ教室に戻った
愛知県なので震度は3か4くらい
なにも傷や被害はなかったけど
すぐ教室に戻ってすぐテレビをつけて
東北で大きな地震があったことを知った
すぐに校庭の真ん中に集められて
親のお迎えでその日はそのまま帰宅
津波はテレビで見た
ACまみれになった(ありがとうさぎのやつ)
行方不明者か無事の人だったか、
被害にあった方の名前を
ひたすら読み上げるテレビ放送があった
凄く悲しいことが起きたことは
小学6年生の私でも分かったし
その後海外留学、ホームステイしたけど
ホストファミリー、寮のルームメイトに
「あの時の津波はどうだったのか?」と
聞かれたから世界的に見ても
かなり関心が高かったことが分かる
 ︎︎
辛かったけど本当に素晴らしい作品
ネトフリ会員の方は是非
misa

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