Kaji

わずか1000ウォンの弁護士のKajiのネタバレレビュー・内容・結末

わずか1000ウォンの弁護士(2022年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

いつも「しれっとすごい事をする」人なナムグン•ミン俳優、得意なかんじのヤメ検弁護士キャラクターか平熱で大暴れしてました。
2、3話ぐらいずつで1エピソードにキリがついていきながら、1000ウォンの理由にまつわる過去が明らかになりしっかりと成敗して終わる収まりの良いドラマ。


ナムグン•ミン氏が演じると、飄々としてサラッとスカしてるのに、人を見下した感じがひとつも出ない。
本心が見えにくいキャラクターは昔からすきなので。コロンボ刑事みたいな。
「昼と夜」や「黒い太陽」みたいな奥歯すり減るぞって強烈なアクションもこなす方なのですごい実力者ですね。
映画はあんまり出ないのはドラマが毎年忙しいからかな。

エピローグに「彼と私の漂流日記」がインスパイアされたのはなんでなんでしょうか?
あそこにも駆けつけられるチョン弁護士って事なのでしょうか?



韓国のリーガルドラマすごくおもしろくて大好きです。
悪魔判事や韓国版SUITS、未成年裁判みたいに倫理とバランスの際どいところに法律がどうあるかって見せていくのもあり

ロースクール、ウヨンウ、ハイエナ、シンソンハン、イ判サ判みたいに、人と人の繋がりをうまくアンサンブルにしていくのもあり。

何より人権への洞察が深くて、頷いたり考えたり、泣いたりと人情ありながらも法律家が担保する社会善とはなんぞやと問うてしいく。

今作は婚約者と父親を喪失したところから人生が変わった人物でしたが、耐え難い別れや復讐心を自己統制した精神力がかっこよかったです。
サングラスをかけるだけでスイッチが入る演出もアゲでした

そしてチェデフン俳優が最高におもしろかった
Kaji

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