三体。E1の文革のシーンからグッとつかまれVRゲームすげえなと思ってたらE5のスエズ運河ではもう口ポカン状態でラストまであっという間。実際にある三体問題（そんなに難しいことなのか！）やワオシグナルの話がストーリーにリアリティを与えていて、今ある物理法則はカオスの中に生まれた一瞬の安定かもしれないという仮定を想像するだけでも恐ろしくなり久しぶりにSFで脳を拡張された。
「人類はもう自分たちで問題を解決できない」というセリフに今の人類の知性の行き詰まりについても考えさせられた作品だった。原作にも取り掛かろうと思います。
