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三体のakiのレビュー・感想・評価

三体(2023年製作のドラマ)
3.9
途中で打ち切りになりませんように・・。
すでにシーズン2の制作は進んでいるとのことだけど、ちゃんとラストまで見届けたい・・
Netflixドラマシリーズ史上最高製作費1話あたり2000万ドル台

オバマもザッカーバーグもはまったSF超大作小説の映像化

本原作のファンであるオバマ元大統領にカメオ出演依頼したら
“もし本当に異星人の侵略が起きるとしたら、私はその危機に供えて力を温存しておくべきだと思う”とのおもしろ回答で断られたとのこと。

オープニングの中国の文革の描写は、中国出版でオッケーなの?と思ったが
中国の出版界全体は習金平体制になってから昔よりもより厳しくなっているらしく本作のヒューゴー賞受賞がなかったとして、
もし無名の作家が同じものを書いたら、今出せるかかどうかギリギリかもしれないとのこと。

▼メモ:2019年日経記事より劉慈欣インタビュー
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO51686240R01C19A1BE0P00/
『SFとの出合いは、子供の頃に読んだジュール・ヴェルヌ「地底旅行」。中国でも50年代に翻訳されていたが、文革で禁書扱いだったのをこっそり読んだ。「全て本当の話だと思ったので、想像だと教えられて驚いた」』

▼メモ:wiredの製作陣先週のインタビューも面白かった
Netflix版「三体」は、いかに映像化されたのか? 制作陣が語る“類のない挑戦”の舞台裏
https://wired.jp/article/netflix-3-body-problem-benioff-weiss-woo-interview/

『番組には、ふたりの科学顧問(素粒子物理学者とロケット科学者)がいて、わたしたちやキャスト、クルーに番組に出てくるさまざまなコンセプトについて短期集中的に説明してくれた』とのこと。

▼メモ:下記面白い記事だったので抜粋
大森望が語る、『三体』世界的ヒットの背景と中国SFの発展 「中国では『三体』が歴史を動かした」
2019年の記事

『三体世界が地球文明の発展を遅らせるために科学研究を妨害する構図は、アメリカが5G戦争で負けないようにファーウェイを締め出そうとするのと重なって見える。あるいは、日本と韓国の関係を書いた小説のようにも読めるかもしれない。物語を文革から始めて現在の中国を舞台にしている以上、そういう読み方をされるのも当然ですが、たぶんそれを書くことが目的ではない。劉慈欣は、主人公が人類に絶望する体験として選んだのが文革だったと語っています。』

https://realsound.jp/book/2019/09/post-421244_3.html
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