ネットフリックス版『三体』は、原作の1巻をベースにしつつ、他のエピソードも取り入れた8話構成のドラマ。舞台は中国からイギリスに移され、主人公が5人組になっている点が賛否両論を呼びそう。原作の様々なキャラクターの要素を5人に分散させ、バランスを取りながら進めているためだ。
非常に映像化が難しい題材だが、製作陣はお金をかけて頑張っており、低次元展開や宇宙のウインクの描写は「こうなるのか」と感心させられる。ただ、ナノテクノロジーのワイヤーに関しては、原作でも想像しにくかったものが映像化によって更に「そうはならんだろ」という印象を受けた。てかワンミャオどこいった．ルオジーはお前だったのか．
原作はここからが本番であり、映像化がますます難しくなると予想されるが、シーズン2の製作が決定しているとのことで、今後の展開にも期待する。
