このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃがっかりした。
原作漫画大好き。だからってわけでもないが、こう言いたい。
「原作漫画通りやれよ…」
テーマも、キャストも最高。事前情報から期待しかしていなかった。
なんだかんだルー大柴がめっちゃハマり役。
しかし、本編見てがっかり。
1番の敗因をあげるなら、中途半端な演出と、ビルゲニアかなぁ。
そもそも、この作品のターゲット層がわからない。
特撮ファン向けに作ってるとしたら、その割にはテーマも重いし、アクションも地味。
特撮ファン以外をターゲットとしたとしても、特撮部分含めた演出で違和感がありあり。
最たる例だと思うのが、最終話のオープニング演出。
あのシーンは好きだよ。でも、最終話の緊迫したあのタイミングで?ふざけてるの?
せめて最終話よりも1話前にあの演出だよ。
チャンスはいっぱいあったよ…。
特撮と人間ドラマをミックスしたジョーカーという成功例があったにも関わらず、なぜ参考にしなかったのか。
ビルゲニアは上記の演出の失敗で生まれた、破壊神。
全てのシーンで違和感しかない。もうちょい扱いをどうにかしてやって欲しい。
死ぬまでの格闘シーンも異常なくらい長いし。
ビルゲニアの存在は必要ないけど、ビルゲニア抜くと根幹が崩れるってシナリオ構成はマジで良くない。
原作漫画のネタバレはコメントに書くとして、原作漫画通りか、それに沿えばもう少し良かったよ。
ちょいちょい良いシーンあるのに、マジでもったいない。
テーマと客層に振り回された残念な作品。