THE 仮面ライダー展でこの作品のポスターを観てワクワクしていたのだが、思い出してようやく鑑賞。
数日に分けて一気見してしまったので、すっかり映画を観ていなかった。
『仮面ライダーBLACK』は幼稚園のころVHSが擦り切れるくらい観ていて、南光太郎に死ぬほど憧れていたのを思い出す。弟はシャドームーンが好きだったな。
南光太郎/仮面ライダーBLACK SUNを西島秀俊。
秋月信彦/仮面ライダーSHADOW MOONを中村倫也。
そして監督を白石和彌、コンセプトビジュアルを樋口真嗣がやってんだから熱いに決まってる。
時代と世間の動乱に揉まれた光太郎と信彦が背負った非情な運命を現代社会に落とし込み徹底的にヘヴィに作り込まれた世界観は、『仮面ライダーBLACK』をかつて観ていた少年たちだったらたまらないでしょう。
大人向けハード路線、なるほど。
そうかそうか、徹底したリアル路線か、なるほど…。
と観進めていくと第5話で突然訪れるあのカタルシス。
"変身!"
BLACK SUNもSHADOW MOONもビジュアルが良すぎる。
そしてトドメの最終回のオープニング。
こんなのやられたらオタクは諸手をあげて喜ぶでしょうよ。
ダークで皮肉な終わり方も素晴らしい。
ヒロイン葵の存在がとても今風だし、この作品のメッセージ自体でもあったが演じた平澤宏々路はなかなかの存在感ある堂々とした演技がよかった。
でもシリーズ通して大活躍だったのは意外とルー大柴が演じた堂波総理だったかもね。
あ〜、オリジナルも観返したくなっちゃった。