Tラモーンさんの映画レビュー・感想・評価

Tラモーン

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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.2

久しぶりにこんな映画が観たくなった。


コロナ禍の2021年7月26日。ダンサーの道をケガで諦めた照生(池松壮亮)は照明の仕事をしている。1人暮らす部屋で目を覚まし、観葉植物に水をやり、ネコに餌を与
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

4.0

KKKモノに続けて人種差別の歴史モノを。


1942年9月20日。ヴァンゼー湖畔のナチス親衛隊の所有する別荘で、親衛隊大将ラインハルト・ハイドリヒ(フィリップ・ホフマイヤー)の主催による会議が行われ
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KKKをぶっ飛ばせ!(2020年製作の映画)

2.4

1週間ぶりの映画なので短尺のやつを。


1971年、テネシー州。刑務所を脱獄したブランドン(ディオンドル・イーグル)は姉のアンジェラ(フェイス・モニーク)と兄のクラレンス(トラビス・カットナー)の協
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燃える仏像人間(2012年製作の映画)

2.3

なんでこの作品をクリップしていたかすら思い出せない…。


仏像盗難が相次ぐ京都。寺の娘である紅子(井口裕香)は何者かに両親を惨殺される。身寄りのない彼女を両親の友人である円汁(寺田農)が引き取るのだ
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ジャッカルの日(1973年製作の映画)

4.2

アメリカでトランプ大統領候補暗殺未遂事件…!まさにこの日のために取っておいたようなこちらを鑑賞。


1960年代フランス。アルジェリアの独立を宣言したド・ゴール大統領は軍部右派から反感を買うこととな
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.0

なんも考えずに観られる映画を…と思ってたのに。


いじめられっ子のシューウェイ(トン・ユィカイ)はクラス費窃盗の濡れ衣を着せられ、いじめの主犯格レンハオ(ケント・ツァイ)ら3人とともに奉仕活動を命じ
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殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)

3.8

こんなマカロニウエスタンあるのか…!


小さな町スノーヒルは賞金稼ぎのロコ(クラウス・キンスキー)と悪徳判事のポリカット(ルイジ・ピスティリ)に支配され、無法地帯と化していた。無実の罪を着せられ殺さ
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復讐者のメロディ(2018年製作の映画)

4.0

本日無事娘が退院しました…‼︎
ということで擬似親子的な作品を。


刑務所を出たばかりのダニー(ローランド・モラー)は仮釈放の間、女主人ローレンス(フィーラ・バーテンス)の営む安宿で暮らすことになる
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.2

こういう映画を観ようと思えたのはどのくらいぶりだろうか…。


知的障がいをもつヨング(リュ・スンリョン)は6歳の娘イェスン(カル・ソウォン)と2人暮らし。ヨングは娘を溺愛し、イェスンも父親が大好きだ
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憂鬱な楽園(1996年製作の映画)

3.7

久しぶりの台湾作品。


ふらふらと定職に就かず生活している中年チンピラのガオ(ガオ・ジェ)は弟分のピィエン(リン・チャン)とその恋人マーホァ(伊能静)とお金が入る仕事を求めて彷徨う。


ストーリー
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.8

久しぶりのタランティーノ!


メキシコの弱小航空会社でCAとして働くジャッキー・ブラウン(パム・グリア)は銃火器の密売人オデール(サミュエル・L・ジャクソン)の現金運び屋をサイドビジネスとしていた。
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

前から観たかったやつU-NEXTに来てたのね!


広告代理店に勤める吉川(円井わん)は今抱えている案件を終えたら憧れの人がいる大手広告代理店へ転職するという野心に燃えていた。しかし次から次へと降って
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.8

アマプラは新作配信スピードがありがたい!


未曾有の地盤隆起による大災害で崩壊した世界。ソウルで唯一倒壊しなかったファングンアパートには住民以外の生存者が押し寄せていた。一向に救助隊が来る様子もなく
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ハント(2022年製作の映画)

4.0

U-NEXTポイントを消費しよう!ということで久しぶりの骨太韓国サスペンス。


1980年代、軍事政権末期の韓国。安全企画部の海外チーム次長パク(イ・ジョンジェ)と国内チーム次長キム(チョン・ウソン
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

3.6

昨日観た『蛇の道』に続けて。


娘を誘拐され、殺された男・新島(哀川翔)は6年もの歳月をかけ復讐をやり遂げる。しかしそれをきっかけに生きる目的を失い、抜け殻のようになってしまい仕事にも身が入らない。
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蛇の道(1998年製作の映画)

4.0

『CURE』を観て以来気になっていた黒沢清の作品をいよいよ。


8歳の娘を強姦され殺害された宮下(香川照之)は復讐に燃え、謎の男・新島(哀川翔)の協力により犯人と思しき男にたどり着く。拉致した大槻(
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メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

4.2

久しぶりにアクションじゃない香港映画を、と思って前からクリップしてたやつを鑑賞。


1997年、返還直前の香港。中学を中退し、街のチンピラとして借金取り立て屋で生計を立てているチャウ(サム・リー)は
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.7

1作目が予想以上に面白かったので続けて!


物音に反応する怪物に襲撃され、荒廃した世界。家を失ったアボット一家は救いを求めて外の世界へと踏み出す。しかし道中、長男のマーカス(ノア・ジュプ)が罠に掛か
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.8

急にモンスターパニックが観たくなったのでなんとなくコチラをチョイス!


聴覚が異常に発達した生命体が隕石とともに飛来し、それらに地球上の大半の人類が襲われ荒廃した世界。音を立てれば怪物に襲われてしま
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サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

3.8

フィルマークスの評価低めだけど結構面白いモキュメンタリー作品。


過激な突撃取材スタイルが売りのVICE社のサム(AJ・ボーウェン)の元に、音信不通だった妹からの奇妙な手紙を受け取ったパトリック(ケ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.0

前々からクリップしてたやつをいよいよ。


東京のFラン大学に通う根暗な雅也(水上恒司)の元に手紙が届く。差出人は20人以上を拷問し殺害した連続殺人鬼で死刑囚の榛村(阿部サダヲ)だった。雅也は中学生時
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サプライズ(2011年製作の映画)

3.8

本日も90分台で楽しめると噂のサスペンスを。


両親の結婚35周年を祝うため集まった一家+それぞれのパートナー=合計10人。晩餐の席で兄弟たちの口論がヒートアップしてきたところに突然クロスボウが撃ち
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セルラー(2004年製作の映画)

3.8

90分台のサスペンス良作として気になっていた作品。


高校教師のジェシカ(キム・ベイシンガー)の家に突然男たちが押し入り家政婦を殺害、ジェシカを連れ去った。犯人たちのリーダーのイーサン(ジェイソン・
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良いビジネス(2017年製作の映画)

3.4

前から気になってた短編。

気持ち悪いクリーチャーがヌルヌル動く映像はなかなかお見事。

宇宙人たちを殺し合せ、惑星を手に入れるため、宇宙人に武器を売る人間。しかし…。という皮肉の効いたストーリー。
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.7

なんだか最近やたらTLで見るような気がして。


数々のハッキング事件を起こし、さらには殺人事件の関与も疑われた国際指名手配となっていたベンヤミン(トム・シリング)が警察に出頭する。命を狙われていると
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.7

お久しぶりの韓国映画。


ワケありの依頼人を運ぶ特送ドライバーのウナ(パク・ソダム)は、野球賭博のブローカーのドゥシク(ヨン・ウジン)を港まで運ぶことに。しかし違法賭博の元締で警官のギョンピル(ソン
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茄子 スーツケースの渡り鳥(2009年製作の映画)

3.8

前作を観てからだいぶ開けて続編を。


ぺぺ(大泉洋)、チョッチ(山寺宏一)の所属する自転車レースチーム、パオパオビールはジャパンカップへの来日を控えていた。そんな中、自転車レース界のスーパースターで
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大列車強盗(1903年製作の映画)

3.0

映画草創期につくられた世界初の西部劇なんだとか。

たしかにたった10分ちょいの中に西部劇の骨組みがしっかりと詰まっている。

まぁ面白いかどうかは別として歴史的に価値のある作品なんでしょう。

ラス
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

しばらく続いたナチス関連作品の鑑賞を締め括るは前々からクリップしてたコチラ⛏️


第二次世界大戦末期のフィンランド。敗色濃厚となったナチスドイツは撤退しながらも、フィンランド各地で焦土作戦を展開して
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復讐者たち(2020年製作の映画)

3.8

ホロコーストの史実に基づいた作品を続けて。


1945年、終戦後のドイツ。アウシュヴィッツから生き残ったマックス(アウグスト・ディール)は収容所で離れ離れになった妻子を探していた。その道中、ナチスの
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

4.0

ナチス関連の作品を深掘りしたくなり今日は前からクリップしてたこれを。


第二次世界大戦中期。イギリス政府とチェコスロバキア亡命政府は、ナチスドイツに占領されたプラハへとヨゼフ(キリアン・マーフィ)と
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

ナチス関連を続けた流れでいよいよコチラを。10年以上振りの再鑑賞。


ユダヤ系ポーランド人で、ピアニストのシュピルマン(エイドリアン・ブロディ)は、1939年ドイツ軍がポーランドに侵攻したその日もラ
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.1

『手紙は憶えている』からのナチス繋がりで。


第二次世界大戦、ナチスドイツ降伏後のデンマーク。捕虜となったドイツ人少年兵たちは、ドイツ軍が浜辺に埋めた大量の地雷の除去に駆り出される。ラスムスン軍曹(
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Pictured(原題)(2014年製作の映画)

3.6

不安にさせるカメラワークが秀逸。

オチの呆気なさの割に、そこに持ち込むまでの恐怖の煽り方や不気味の散りばめ方が上手い。

物音とか足音とか影とか見せられたら絶対絵から出てくると思うじゃん。
ラストを
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ベッドの下(2014年製作の映画)

3.8

こっっっっっわ。

Daddy , tuck me in.
(パパ、寝かしつけて)

寝かしつけて一緒に寝ちゃってたらどうなったんだろ。どっちがどっちなんだろ。てかパパはこの後どうしたんだろ。

たっ
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

90分でこの満足度。


妻を亡くしたばかりのゼブ(クリストファー・プラマー)は認知症が悪化し、妻の死さえも忘れるようになってしまった。妻の死後から1週間後、同じ老人ホームで暮らす友人マックス(マーテ
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