このレビューはネタバレを含みます
なんか…雑だなと思った。
1話ずつ見ていくたびに、あれとこれと辻褄がどうだったのか分かりづらかった。最終話はよかったと思うけど葵はそれでいいのかと、複雑に思ったな。
時系列が飛びまくるのが話を整理するのに大変なんだけど、何か変な描写もあって見てて頭に入りづらかった。
怪人は差別されてる世界で、葵が怪人にされて悲劇になってる描写もあるのに、怪人になれて喜んでるやつが出てくるのが気になるし、隠れ場所はバレたのに隠れ家を変えなかったり、そんなところが気になって話が分かりづらかった。
戦闘に外連味がないのも気になった。怪人の戦闘がリアル寄り過ぎて、見ててもおもしろくなかった。2話の怪人とか幹部の前で会話したあとは、すぐ戦闘にはいってあとは倒されるだけなのも、出番が少なく感じた。もう少しキャラクターを立ててもよかったと思う。
反怪人デモの描写が凝りすぎてて気持ち悪かったり、音尾琢真と濱田岳が飲んでる場面とか見ててかなり良かったけど、この場面いるか？と思うしで、このドラマは思ったより真面目な作風じゃないのは意外だった。
政治描写はその思想性よりもデモの繰り返しばかりなのも飽きる。デモ隊がエスカレートし過ぎて、過激な団体に変わっていくを積み上げて描いたほうがよかったと思う。
団体の活動は商店街に入り込んだりエスカレートはしてるけど、手は出してなかったのに、そんな団体が唐突にリンチして人を殺すのが気になった。
この団体はそろそろ人を殺すなと思えるように、段々過激になるのを描いてれば受け入れたと思う。
これを見ると特撮のドラマパートって本当に丁寧にキャラクターを積み上げてたんだなと思う。
10話のop再現は上がるんだけど、この話にねじ込まなくてもいい気もする。そんなにパロディを前に出してなかったし。デビルマンとローガンぽいのも、このドラマのごちゃ混ぜ感を強めてる気がする。
あのラストに繋げるならもっと光太郎の視点から過去の活動を掘り下げて良かったと思うし、731部隊のネタとかはしょって良かったと思う。
キャラクターで言うと音尾琢真がよかった。あとビルゲニアが太ってるのが気になった。
