takanoひねもすのたり

インサイドマン -囚われた者-のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

3.2
人の話はちゃんと聞け 

信徒から預かったUSBメモリーに児童ポルノが入っており、それを息子の家庭教師ジャニスに見られて誤解され、それを解こうとするも、どんどん状況が追い込まれていく英国のハリー牧師(デヴィッド・テナント)と、米のアリゾナ刑務所の死刑囚で元犯罪学教授グリーフ(スタンリー・トゥッチ)が交差するサスペンス+スリラー


『ファーゴ』風な、やることなすこと裏目に出て何もかもが制御不能になっていくやつ
『誰だって悪い日があるし、誰だって殺人者になりうる(うろ覚え)』 
そりゃそうかも知れないけど極論だなあ😂

頑固で愚かしいが善人なハリー牧師と人の優位に立ちたがる性質のジャニスのキャラは良かったと思う、どちらも(何でこの人はこうなるんだろう?)なクセがある役者の演技

ストーリーは基本2つの軸があって、最後にそれが1点に集束していく流れだったんだけど、意外にそこはあまり嵌って行っていない感じ
脚本が『SHERLOCK』の人なんだけど、思ったより面白みが薄かった

4話(シーズン最終話)の終盤から、ハリー牧師とグリーフ死刑囚の邂逅で、新たな展開がありそうではあったけど、物理的距離があるからなあ……絡ませにくそう

次シーズンが、ジャニスと女性ジャーナリスト・リディアが主体になるなら、私個人は、興味は大分削げる(S2は決定している模様)