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女神の教室~リーガル青春白書~のyuのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

途中まで面白かったけど徐々によく分からなくなるドラマだった。

まずロースクールって本気で司法試験合格を目指す学生が通う場なはずなのに「それ今すること?」が多すぎて見てるこっちが心配になってくる。直接自分たちに関係ない学外の問題、特別接点のない風見さんのために心を砕いている余裕なんてあるんですか?
無駄を省いて受かることだけに特化した藍井先生の授業がやっぱりロースクールとしては正解だと思うけど。

何か困ったら課外授業行ってみたり模擬裁判してみたり、そういうのって全部学部1,2回生のゼミでするようなことなんだよなぁ。
励まし合って一緒に頑張る仲間や友達は大事だと思うけど、今は必死で勉強する以外ないのにこの子たちがしてることは仲良しごっこに見えてしょうがなかった。反発してたのに心を開くまでの過程もいまいち見えてこなかったし。

入学したばっかりでまだあんまり進路のこと考えてない大学生とか、ドラゴン桜みたいに偏差値低い子たちを育てる、みたいな設定の方がしっくり来た気がする。

あと終わり方も、10話で卒業と同時に司法試験結果だけ発表して「これからも頑張ります!」で良かったんじゃないかと。急に11話で1年経ってて、既に働き出してて、これもう本編じゃなく特別編。

どこで何をしてても程度の差はあれ絶対誰にだって悩みも不満もあるに決まってるのに、「合格して夢見てた職業についたのに悩むのは贅沢だ」発言はえらく暴論。辛さとかって人と比べるもんじゃないし、贅沢な悩みって自分で言うもんであって人に言われるもんじゃない。仲間内で自分だけ不合格で寂しくて悲しくて置いていかれる不安とか焦り、羨ましさがあるのはすごく分かるけどね。あまりにも綺麗事祭りだった。まあ最後は桐矢くんも合格して大団円で良かったね。
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