はな

ザ・グローリー ~輝かしき復讐~のはなのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

『ザ グローリー』

韓国ならではの緻密に計算された感情起伏
重い感情移入をさせる描写
先が気になって仕方ないハラハラの連続
怒りが哀しみが復讐となって人を冷酷にも突き動かす有り様を目撃できる作品

それと同時に、私の人生も負のパワーが原動力となって類稀な推進力を発揮したと自覚しているし、現在進行形でも、未来でもきっとそう

恥ずかしさも情けなさもあるけれど、怒りと哀しみが私を真っしぐらに行動させる。夢を叶えさせる。
中長期的な、ぼんやりとした、こうなりたい、こうするべき、ああなるべきは全て負のパワーである。

どこまで私はうまくいかなければ気が済むんだろう。だから悔しいしムカつくしこんな思いをして歯を食いしばらずに最後に笑うのは私でいたいし。だから、だから、せめてここで回収しなきゃと、やるしかないからと、人の想像を超える努力を厭わない。

この気持ちが前に前に進んで足掻いて少し進歩したと思ったらまた悩んででもまた前に進んでと。そうするなかで、自分は仁義を蔑ろにしていた部分があると反省している。ここは改善します。お世話になったひとに報いる。

けど誰にお世話になるかもここは見誤ってはいけないな。難しい。

自分の負のパワーを可愛がるまではいかなくとも正直それで成功してきた人生の道のりだし、うまく飼い殺して生きていく。必ず、必ず、やり遂げるから。私は。
はな

はな