このレビューはネタバレを含みます
面白かったが、愛し愛されることの大切さみたいなテーマが果たして達成できていたのだろうかと考えると、ややぶれていた気がする。
愛も歪むとそれは飽くなき執念へと変化する。それはわかる。大事なのはその先だ。
外見と中身、親子愛、どれも陳腐にならぬよううまくメッセージを乗せることができる展開や脚本だったらより深みが増しただろう。
中盤から後半にかけての会話が足りないし、主人公の気持ちの吐露ももうちょい欲しかった。
しかし韓国、血飛沫大好きだよなぁ。顔に血飛沫見るとあぁ韓国ドラマ、これこれと、しみじみ思う。
ラスト
死闘の末、マスクガールも彼女を愛したオナムの母親も亡くなる。
平和な日々がミモに訪れる。
押し入れから出てきた昔のビデオテープを再生するとそこには笑顔で歌いダンスする母親の幼き頃が映っている。
「将来の夢は?」とテレビ司会者が聞くとモミは
「たくさんの人から好かれる人になりたい!」
と答える。