配信即完走しました。
キャストアンサンブルが韓国映画ファンにはたまらない一作、タイプの違うブレない女たちが勢揃いで財閥と政治選挙戦の膿を描く今作、唸るほどうまい俳優を揃えて圧巻のヒエ姐とソリ姐の主演っプリ。
プリンセスでは物足りなくなった観客を置いていくくらいパワーある女たちにうっとりです。かと言って、男たちも弱く無いのでただのフェミニズム的カタルシスに終わらない、「中年女性を描けなかった」韓ドラに喝入れてましたね。
ムンソリ姐の旦那がウチらのボンシクだったのが最高ですよ。
ただやはり、物足りないところをあえて言えば既存の政治劇、選挙戦を男女反転させたシンプル構造とも言えて、「女性の男性化」はもはやフェミニズム的には過去の議論なので、もうちょっとそこは捻ってもよかったんだろうなと。
男性に与えられてきた役を女性にする、というアイデアの中で語れる女性性にはもっと幅があっても、、フェミニンなキャラクターが1人いても良かったかなと。
女性性カタログ、みたいになっても蔑視が入り込むし難しいところです。
そういう意味でキムソニョン氏の役やキムセビョク氏の財閥家の娘の役はもっと出代があってもよかったと、、
しかしながら、エンタメ界よぉこっから話し始めようやって片袖脱いでる心意気は受け止めました。