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カーテンコールのhorryのレビュー・感想・評価

カーテンコール(2022年製作のドラマ)
4.0
中だるみもあったんですが、15話16話がよかったのでこの評価です。

北朝鮮にいる家族と離れ離れになってしまった、「ホテル楽園」の創始者であるお婆ちゃん(コ・ドゥシム)は余命わずか。
彼女の希望を叶えるために、秘書的役割のサンチョル(ソン・ドンイル)は北朝鮮の孫を呼び寄せようとするが、問題のある人物だと分かり、役者のユ・ジェホン(カン・ハヌル)とソ・ユニ(チョン・ジソ)に孫夫婦の代役を依頼する。
「ホテル楽園」の経営は、長男のセジュン(チ・スンヒョン)はホテル売却を望み、末っ子で長女のセヨン(ハ・ジウォン)は継続経営を、次男のセギュ(チェ・デフン)は二人の間に立って優柔不断な態度でいる。

ホテル経営についての話が浅くて、セジュンが「売りたい」と思う理由がイマイチ、ピンとこない。あんなに大きなホテル売って、その後、どうやって食べていくんだろ?って思ってました。
財閥経営なら、他の子会社があるって思うんだけど、ホテル経営で食べてる家族なのになぁ、と。

ホテル売却問題、それと関係するセヨンの結婚問題、本物の孫(ノ・サンヒョン)が抱える問題があるんですが、これらもそんなに深い書き方ではないです。
「いつ偽物とバレるか」の古典的ヒヤヒヤはあったものの、ストーリーは結構、単調でしたが、15、16話は血縁を超えた関係や、偽の設定から生まれた友情が描かれていて、よいエンディングでした。

いろいろ設定の浅さはあったけど、いい人を演じさせたら右に出る人はいないカン・ハヌルのキャラがストーリーをカバーしてました。
「こんな孫だったら、お婆ちゃんもメロメロになるわ~」って感じ。

「椿の花咲く頃」で親子だったコ・ドゥシムとカンハヌルが祖母と孫だったんですが、年齢的な違和感を持たずに見られたのは、さすが。
「謗法」でおじさんvs女子高校生の対決をしていたソン・ドンイルとチョン・ジソが今回はタッグを組んでるのも面白かったです。

あと良かったのはおちゃらけキャラのチェ・デフン。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」「わずか1000ウォンの弁護士」でも良かったですが、今作もキーパーソンでした。
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