Frengers

FARGO/ファーゴのFrengersのネタバレレビュー・内容・結末

FARGO/ファーゴ(2014年製作のドラマ)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

田舎の村の閉域を舞台にシュールであり得ない、しかし残酷な殺戮が次々関連しながら起こるという映画版を見事にドラマという形式にフィットさせた秀作。カメラのゆっくりとした寄り/引きが緊張と緩和を生み、俯瞰の画やロングショットにおける惨さや虚しさ、孤独の描写はかなり快楽的。欲望剝き出しでありながら小心者の小悪党のレスター・ナイガード(マーティン・フリーマン)と冷徹な殺人鬼のローン・マルヴォ(ビリー・ボブ・ソーントン)の名演。でも最も印象に残ったのはモリー・ソルヴァーソン(アリソン・トルマン)だった。面白かった。

このドラマを見る前にマーティン・フリーマンとビリー・ボブ・ソーントンが出ている(が共演シーンは無い)映画『ラブ・アクチュアリー』を見ていたので更に面白かった。そしてこの後監督として名を馳せるジョーダン・ピールも出ている。
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