Rocco

FARGO/ファーゴ 始まりの殺人のRoccoのレビュー・感想・評価

FARGO/ファーゴ 始まりの殺人(2016年製作のドラマ)
4.1
(シーズン5が11月21日に アメリカで放送されるとのことで、駆け込み視聴。日本語版はいつ見れるかな。早いといいな)

シーズン2はシーズン1で印象的だったモリ―副署長の父親(カフェやってたキース・キャラダイン)が現役警察官だった頃の話。1970年代の話なので、車もクラシックで長いし見ていて楽しい。

パトリック・ウィルソン演じるルー、頑固だけど従軍経験者ゆえかどんな状況でも非常に冷静で有能。義理の父親がテッド・ダンソンで、このイケオ(ヤ)ジ2人を見てるだけで眼福。S2で一番ぶっ飛んでるのはキルスティン・ダンスト。近年の『パワー・オブ・ザ・ドッグス』と同様、ジェシー・プレモンズと夫婦という設定。

素人がひき逃げを隠蔽しようとしてマフィア抗争を煽ってしまうというストーリーなので実に沢山人が死ぬけど、韓国映画に慣れちゃったので、こんな所で笑っていいのか?と思いつつ笑ってしまったり、ああ自分の感性もおかしくなってるのかと心配したり。飽きる隙がなかった。

女性も何人か出てきて、それぞれ事情を抱えているけど、その対応の仕方にも考えさせられた。キルスティン、一線を越えてからもう自分の利益しか考えてなくてたくましさってこういう事なのかと思ったり。最初はS2飛ばしてもいいかな、と一瞬思ったけど、観て大正解。S1とは別の面白さがあった。

最後に、義父役のテッド・ダンソン、言語作ろうとしてた時のきっかけがザメンホフかと思っちゃった。
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