Roccoさんの映画レビュー・感想・評価

Rocco

Rocco

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手紙(2006年製作の映画)

4.0

桜の季節になると思い出す。東野圭吾原作の映画で一番好き。

山田孝之はこれが初めてだったかな、絶対化けると思ったの。クライマックスのシーンの玉鉄と山田孝之の演技がすごくて、DVDも買って何度もみたから
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そばかす(2022年製作の映画)

3.6

「フラットな人」と言う感じが上手く出てる。三浦透子、うまいなぁ。
ふっと消えちゃいそうな感じもあるけど、誰よりも深く根を張っているようであり。

人に対して恋愛感情を抱かないから、話をして、楽しい気分
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

原作漫画は未読。

下手するとグルーミングだとかブロマンスに向かうリスクのある内容を絶妙な匙加減でまとめた作品。前知識なしで観たけどなかなか面白かったです。『最後まで行く』でサイコな役だった綾野剛が、
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.0

東野圭吾が原作なのに、ここまでつまらなくできるのは逆にすごいと思った。

ビニールハウス(2022年製作の映画)

3.0

なんか観たことないキム・ソヒョンがそこにいた。

認知症とか介護とか、現時点では問題ないものの、いずれは何パーセントかの確率で自分の親や自分自身の身に降りかかってくる可能性のある話だから、エンタメの気
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

先にネタバレを見てしまっているので、ああここがあの、とか監督のパーソナルな経験や逸話と映像を結び付けながら観た。

ニューヨークのアパートが周期表に見える、って発想が面白くて。人種のるつぼのNYを人で
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『マイ・エレメント』が起こす奇跡の化学反応:メイキング映像(2023年製作の映画)

4.0

映画本編を観る前に好奇心でメイキングを見てしまった。
アメリカンドリームを期待して渡米した韓国人移民一世、生まれも育ちも米国で英語が第一言語の息子たち、70年代のニューヨークの現状、親子関係などなど、
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フォーン・ブース(2002年製作の映画)

3.0

結構話題になったのになかなか観る機会がなかった作品。ディズニープラスで見つけて観てみました。

公衆電話に電話がかかってきて、犯人からの命令に従う、というのは『ダイハード3』と似てるけど、こちらは強盗
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サッドムービー Sad Movie(2005年製作の映画)

3.0

アマプラのおススメに上がってきたので鑑賞。タイトルで、これはある意味涙活になるかな、と思ったけど泣けなかった。
タイトルのせいでエンディングの予想がつくし、実際予想通りになるのと、ガラケー時代の昔の作
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

ふむ。

遂に見ました・・・が。1回観ただけではよく判らない。

オーディオブックで原作を聞いて予習したものの、あれからこの世界観を描くのはスゴイ。個人的に、プロダクションデザイン(建築物、インテリア
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Winny(2023年製作の映画)

4.2

金子勇さんが今生きていたら・・・と思わずにはいれません。
YouTubeがこれだけ巨大化し、著作権法?何それ?(とまでは言わないけど)無視したコンテンツが蔓延(!)してもプラットフォームの存続が問われ
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君の名は。(2016年製作の映画)

5.0

プライムで見つけ、懐かしくなり鑑賞。エモいと一言で言ってしまうのもなんだけど、切なくて何度観ても泣けるの。

光の美しさ。朝日を跳ね返す高層ビル、夕日に照らされる高層ビル、新宿の街並み、JRのステッカ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.5

公開時に映画館で観ているから、筋書は全部わかっているけど、改めて見ても興奮した。

この作品がエンタメとして優れているのは、言うこと聞かないイギリス人vsコーポレートアメリカ、挑戦を忘れた二世vs理想
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パブリック・エネミーズ(2009年製作の映画)

3.5

プライムの見放題終了間近で駆け込み視聴。実話ベース。

美しい女性、孤独な男性、容赦ない銃撃戦とマイケル・マンらしさ?を感じる作品だったけど、やはりLAの夜景のほうが似合うのかな。時代背景もあるけど、
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.4

タイトルから想像していたより良作でした。嬉しいサプライズ。
実は、この映画の門脇麦みたいな、うじっとして依存心の強すぎる女子は正直苦手なんだけど、彼女が最後曲がりなりにも自分で歩き始めたところが良かっ
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クローゼット(2020年製作の映画)

3.0

今月末でネトフリ見放題でなくなると聞いて、慌てて鑑賞。

実は存在自体は知っていたんだけれど、ホラーが苦手なので観ていませんでした。ところが、意外なことにこれは大丈夫でした(数回目を覆ったけど)。
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

いい意味で期待を裏切られました。さすが、ディミアン、映画ファンのツボをぐいぐい押してきます。音楽も演技も素晴らしく、映画とはかくあるもの、みたいな作品。ただ、生理的嫌悪感が若干あったのはマイナス。それ>>続きを読む

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

2.5

う~ん。タイトルは良かったんだけれども。

堤真一が出てるから、ということで見始めた。
前半はそれなりに理解しようと頭を使ったけど、いじめられっ子を救おうとする善人の側が、反対側から見るととても自己中
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コドモなオトナの人生レッスン(2021年製作の映画)

3.3

日曜夜に頭を使わず楽しめるフランス映画を探していて見つけた作品。予定調和的にまとまるから安心して見れた。

一代で財を成し、妻に先立たれた建設会社の父親が、甘やかしてダメにしてしまった子供達に生活力を
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関心領域(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オスカー発表後、最終上映に滑り込みセーフ。インデペンデントな映画館で英語字幕で観てきました。場所柄か30代~40代のカップルが多かったです。

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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.0

う~ん、惜しいなぁ。

原作が好きで、リメイクも期待してたんだけど、私が勝手に期待しすぎたのかもしれない。

1秒遅いほうの彼女のキャラクターがちょっと根暗で真面目すぎた。もっとのんびり、ほわほわさせ
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.7

みぞおちのあたりがずっとキュンキュンと痛かった。

もう何年も前になるけど、一時帰国の際、着陸15分前からずっと「落ちるよ~!!飛行機が落ちるよ~!!」と大声で叫んでいた日本人の子とそのご家族のことを
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

オスカーの授賞式で、ライアン・ゴスリングが楽しそうに『I am Ken』を歌う姿、途中でマイクを向けられて歌うエマ・ストーン、それで興奮しすぎてドレスの背中を破ったエマ・ストーンが主演女優賞2度目の受>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.0

こんなガッキーはイヤだ。

というのが最初の感想。正しい欲(というものがあるとして)、それを健全と呼ぶとすると、その対象として世間に認められている(と思われる)老若男女に愛されてるアイドル的イメージと
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

飛行機を利用しないと帰省できない場所に住んでいるので、航空機パニックとか墜落ものにはなかなか食指が伸びないのだけれど、賞レースに名前が挙がってきたので気になっていた。ようやく鑑賞。

観て良かった。本
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.6

実話ベース。メーキャップ・アーチストのカズ・ヒロさんのお仕事で有名なものの一つ。シャーリーズ・セロンがもはや別人、というか、この実話のモデルそっくりに化けていてスゴイ。

公開当初はなぜか生々しすぎて
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市子(2023年製作の映画)

3.5

最初から最後まで、ずっと胸が痛かった。作品の根幹にある社会問題について他のかたが深い考察をしておられるので、自分は感想のみ。

市子が置かれた状況は、可哀そうとか同情だけではどうにもならない。
一見か
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悪女(2023年製作の映画)

2.8

木嶋佳苗の事件がベースになっているとの事で、早速見てみた。
あれが15年も前の事件ということにも驚くけど、彼女はその後獄中結婚して服役中。この映画とは違い、今年50になるというから、おじ(い)さんたち
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

実話ベース。配信でたまたま見つけて、前知識なしで鑑賞。

ゲーマーがリアルのレーシングドライバーになんてなれるの?と懐疑的だったけど、オーランド・ブルームの熱い演技に引きずり込まれて見始めた。音響も楽
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ロ・ギワン(2024年製作の映画)

2.5

小説の映画化。さっと見れる韓国作品と思って、前知識なしでみたけど、不良韓国人女子のチェ・ソンウンのフランス語と、叔父役のソ・ヒョヌの中国語に感心したくらい。

移民じゃなくて難民だから、終始暗くて、な
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.8

ベストセラー小説が原作。ちょうどこの作品が作られる1年前に、NYタイムズのオピニオンコーナーで、「女性建築家はどこへ」という記事が出た。そもそも、建築家とは男の職業で、アメリカでは1972年に連邦政府>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

実は、最初はグレタ・リーがアメリカで成功したがっている典型的なアジア人女性というか、性格きつそうでどうも好きになれなくて。なので期待が大きすぎたかな、残念と思っていたのに・・・。

ユ・テオがウーバー
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のら犬(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

幼馴染の男性2人、ドッグとミラレス。父親を失い、母親は鬱で油絵を描いて絵の具が乾いたらまた上塗りして絵を描く生活を延々と繰り返し、息子の好意もすなおに受け止められない。ミラレスは生活のためにドラッグを>>続きを読む

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

若い頃のサム・クラフリン、えくぼがチャーミングでなんかキラキラしてて、とても可愛い。リリー・コリンズも。二人の子供時代もめちゃカワイイ。だから最初の二人のキスシーンがもうまぶしくて、胸がキュんとして、>>続きを読む

ボーイズ・ステイト(2020年製作の映画)

4.0

アメリカ在郷軍人会が高校生男子を集めて政治を学ばせるプログラム『ボーイズ・ステイト』のドキュメンタリー映画。

参加者は人種、経済的/教育バックグラウンドが様々。選択のプロセスがどうだったのか具体的に
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奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(2014年製作の映画)

3.6

実話ベース。フランスという国は外から見ていて懐の深い国だなと思う。ただ、この学校のような公立学校では、経済的に厳しく、親や兄弟の面倒を見たり、勉強どころではない子もいるから、現場はさぞかし大変だろう。>>続きを読む

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