なんでも伝えがちな人間なので、堪えるタイプの主人公に共感したことはほとんどない。それでもシムウジュとハンドンジンのふたりの行動に理解ができたのは、大人になってタイミングを見計らうことて物事の結果が変わることを知ったからかもしれない。
あまりに悪縁なふたりなのに、応援したい気持ちが勝らせられるハンドンジンの人格の描き方はほんとうに素晴らしかったなぁ。
どんな背中をしていようが、どんな速度であろうが、前に前にと歩き続けるシーンが多く、それをみていると辛い状況でも最後まで希望を持ち続けられた。あっぱれ。