きらきら星の音楽とともに淡々と進んでいくドラマ。主人公の雰囲気が少し「白夜行」の雪穂に似てるなって感じました。
虚栄心が強い主人公に共感する部分もややあり😃🫵🏼さすがにあそこまでビックリ虚言癖行動にまでは移せないですが😅
主人公が人間としての最後の一線を越えられなかったのもリアル。別に主人公は悪人じゃないし、ただ人から見下されて雑な扱いを受けたくなかっただけ。
お金があるっていい気分ですよね。しょうもない場面で人の顔色を伺わなくてもいいし、自分の心をすり減らさなくてもいい。惨めさが一番人間から生きる気力を奪いますからね。
それに、お金があるとないのとじゃ、不幸の質も変わりますよね。貧乏人の不幸は生命維持に関わるけど、金持ちの不幸は嗜好品というか高級感がある。
そして、裕福に育ったガキって基本的には純粋で無邪気。アンナ(本物)も純粋だったし、ナチュラルに他人を見下してる(笑)そもそも同じ人間だと思ってないし、興味無いから優しく(表面上は)できていたのかも❓まあ優しくもないんだけど。ノブレス・オブリージュ的な。他人に施しを与えるのって気持ちいいですからね😃
あと、やっぱり生まれ持った階級を飛び越えるのって、普通の努力じゃ難しい。貧乏人はずっと貧乏人だし、金持ちはずっと金持ち(ギャンブルや訳分からん投資などに手を出さない限り)。
最後の終わり方はよく分からなかったけど、全体的におもしろかったです。