精神疾患のあらゆる側面をじっくりと観察して、当事者へ寄り添おうと心を砕いたことが伺えて、目線が親切で優しくて暖かいドラマだった。
生きづらい状況でもそれを闇だから・病気だからダメなんだという視点がなく、誰にでも起こりうる病であり、発症する人は課せられている責任に向かい合って奮闘している人々だ。
また、患者さん達の家族や親友が登場するので、彼らの姿からも色々感じるところがあった。
いつもボーダーにいるのだ、と語るナレーションには多くの意味があると思う。
現代社会でもがきながら生きている人みんなに観てもらいたいドラマ。
そして誰かにとっては簡単なことでも、誰かにとってはすごく難しい事があるもので、できないから軽視するっていう現れが薄れていけば良いなと思う。
