さんぽ

すいかのさんぽのレビュー・感想・評価

すいか(2003年製作のドラマ)
4.7
木皿泉の名作。

視聴率が弾まず、あまり注目されていないけれど、こんなに素敵で好きなドラマはありません。

なんだかなぁとため息をつきたくなるような生活をしている信金OL・基子(小林聡美)
彼女の同僚・馬場チャン(小泉今日子)が3億円を横領して逃げ出すところからドラマは動き出します

エロ漫画家の絆(ともさかりえ)、
お堅くてちょっと変わってる大学教授の崎谷(浅丘ルリ子)
学生で大家のゆか(市川実日子)
そんな変わり者が住む
賄い付き下宿「ハピネス三茶」が舞台となり、成長していく物語。

人生を考えさせられる、心に響く名言の数々。
かといって重くもなく、夏の風と土の香りを感じられるような爽やかな作風。
夏の終わりに毎年観たくなる、そんなドラマです。
人生、少し立ち止まって見たい方、
少し疲れてしまった方、
なんだかなぁってついついため息ついちゃう方にオススメのドラマです。


「こんな私でも、居ていいんでしょうか。」

「居てよしッ!」
さんぽ

さんぽ