予告編から面白そう！と思い、ほぼリアルタイムで鑑賞したミステリーコメディです。
サイコメトラーものですが、心を読むためにするのが、お尻を触ること。
その能力もSF設定で、過去のトラウマも描かれ、非常に密度の濃いドラマが展開します。
アイディアの一つ一つが非常に面白いです。
面白ければ、笑えれば何でもあり、に突き進んでいく前半から、トーンが変わる後半は本格ミステリーになっていきます。
個人的には、最後まで面白おかしい方も観たかったですが、クライマックスのスリリングさは、それまでの出来事とキャラクターの個性を伏線で積み重ねていく見事さもあります。
そして、キャストです。
ハン・ジミンさんが素晴らしいのは分かっていましたが、想像以上のはまり役です。
『私の解放日誌』のイ・ミンギさんも、最低キャラから変化していく面白さを見事に演じています。
あまりの馬鹿馬鹿しい面白さから一転する構成の巧みさの光る一本ですね。
