いて座

ガチ恋粘着獣のいて座のネタバレレビュー・内容・結末

ガチ恋粘着獣(2023年製作のドラマ)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

原作読んでたからまさかの実写化でびっくりしたし、映像で見ることでより現代社会を感じた。
こんなに炎上するYouTuberそうそういないし、なんのために活動してるんだろうと思う時があったりして、スバルに続いてコスモまで問題起こした時はもういっそのこと解散しちゃえばとか思っちゃったよね。恋愛は恋愛だけどなんかホラーみが強いかも。

ヒナの絶妙な芋っぽさと幼さがある感じとても良かった。ケーキ買ってお祝いしたり、推しに見てもらいたいからコメントや投げ銭するの、自己満足ではあるけど同じオタクとしてはすごい気持ち分かる。推しとかそういう対象がいない人は普段どういう生活してるんだろう。
炎上からの事件を起こすきっかけになったヒナがその後のスバルの支えというか心残り的な存在になってるのがなんか複雑で、恋心みたいなもので丸く収めようとしてる感がなんか引っかかる。

コスモと琴乃のペアは原作でも好きで、出会い方が出会い方だしいろいろあったけど結果としてはガチ恋勢の理想が詰まっていたのでは。結局は運なんだろうなって。
コスモは真面目な性格で、活動する上できっちりと線引きしてる部分もあったけどそれが逆に仇となってしまったりして、cosmicの中でも一番仲間思いの人だと思ったから自分がっていう前向きな姿勢を向けたのは琴乃に対してが初めてだったからなんかすごい良く見えてしまう。
普段は敬語で和風メイドカフェで働いててたまにヒステリックっていうキャラ設定の琴乃とコスモを結びつけるのすごいなって思ったけど、たまにネガティブ思考なところは2人とも似てる気がする。
コスモの回だけゆっことかはるみというこれまた厄介なファンが出てきたけど、この2人も絶妙なお芝居してて良かった。ゆっこのガキ感は見てるだけでなんかムカついたし、はるみもやること全て気持ち悪くて一周まわって好きだわ。

ミツクリが「こんなことするギンガはギンガじゃない」的なことを言うシーン多かったけど、実際に会うと勝手に妄想してた何かが壊れるみたいなのは少なからずあるよね。同業者として繋がれたんだからいいじゃん!って感じだけどミツクリは一体何がしたかったんだ。
ドラマで描かれた話以降からギンガメインの話になってくるとはいえ、ここまでだと唯一問題起こしてなくて飛び抜けて活動に対する意欲があるギンガがただただ可哀想に思えちゃって、ドラマが原作への動線となってくれたら報われる世界線のギンガに出会えるってことかしら。

カップルチャンネルって自分たちで撮影してるパターンが多いと思うんだけど、2人を第三者がカメラ回して撮ってるのがデート感を下げてて、ドラマの撮影であることをすごい感じた。
あと結構なチャンネル登録者数いるのにファンミの箱小さくないかって思ったのも同様に。

同情するわけでもなくはっきりと指摘しては自分の気持ちも素直に伝えてて、いろいろあったのにも関わらず降りるんじゃなくて緩く推し続けるのにシフトチェンジした奈緒ちゃんこそ推せざるをえない。奈緒役の女優さんのビジュどタイプすぎた。
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