あかの

ペンディングトレイン―8時23分、明日 君とのあかののレビュー・感想・評価

2.0
あの環境下で腹部を刺されたにも拘わらず助かった加藤、権力を失った途端完全に存在の消えた山本、未来に6号車の乗客達を置き去りにした上に隕石衝突に備えて自分達だけで避難をしようとする5号車の乗客達、登場人物を物語を盛り上げる為の都合のいい駒としてしか扱っていないから、こういった納得のいかない描写のオンパレードになるのだろう。
現実味の無いSF設定の作品だからこそ、こういったところを丁寧に描かないと、人間ドラマ部分での感情面ですら共感の及ばない薄っぺらなものになってしまう。
2023年春ドラマの中では圧倒的に酷い出来の作品だった。
あかの

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