ホワイトハウスの地下密室で極秘捜査のエマージェンシーコール受付係のピーター・サザーランド(ガブリエル・バッソ)と、極秘捜査員ナイトエージェントである叔父叔母を暗殺され命を狙われる元セキュリティIT会社CEOのローズ・ラーキン(ルシアン・ブキャナン)が一連の事件を紐解いてゆく。
頭の冴えるローズのキャラクターが光っていた。彼女の事件を追う探究心が無ければこの物語は全く進まないであろう。
ちらほらと設定というか演出がガバっていた箇所があったように見受けられたが、まあ目を瞑れる範囲内かなと。
そこまで気負いせずにサクッと全10話を観終え、普通に満足している。
(以下ネタバレ含む)
ダイアン・ファーも半ば強制的にBPに裏事情を告げられ、そちら側にならざるを得なかった模様。しかし、やりようはもっとあったのではと感じる部分もあり、同情の余地は無い。古い仲である大統領を心から支持していたのは本物だと思う。
エリック・モンクスとチェルシー・アリントンのバディが結構好き。犬猿の仲から徐々に信頼を築き上げていく様がリアルで素敵だった。
こういう設定って必ずと言っていい程、主人公とヒロインはラブに発展する。
悪役でBP側に雇われていたデール(or ディール?)とエレンの二人は顔が悪そのものになれていて凄かった。二人は愛のパートナーでもあるが、エレンの望んでいた彼との"普通の"暮らしは虚しく実現はしない。ここの描かれ方の程度は良かった。
大統領を暗殺から救ったピーターはナイトエージェントの表役として職務を与えられた。シーズン2はその姿が描かれているのだろう。楽しみだ。