壮大なスケールのドラマだった。毎週、映画レベルの疲労感(良い意味で)。
物語の始まりは、頼りない商社マン、しかも二重人格らしき男が、誤送金で一億ドル振り込んだ責任を問われそれを取り返しにバルカ共和国に向かうところが始まる。そこで爆破事件に巻き込まれ、犯人と疑われて現地警察に追われるハメになる。
これが回を追うごとに状況が一転二転し、何度も敵と味方が入れ替わる、裏切り者が出る、騙し騙され、誰も信用出来なくなってくる。
別班、公安、バルカ警察、テロ組織テントが対立したり手を組んだり、最後の最後までどうなるか予想もつかなかった。
頼りなかった商社マンが、実はめちゃくちゃ優秀で選ばれし人材だった。それが明かされてからの堺雅人は半澤直樹感が半端なかった。
モンゴルでのロケ(特に砂漠のシーン)はすごかったし、ドラマでここまでできるんだ、と感動もあり。
ただ、人が死にすぎて...。いくら日本を守るためとはいえ、やりすぎ感はあったかな。殺したと見せかけてそうではなかったシーンもたくさんあったけど、自衛隊の秘密組織が殺人を含むミッションを淡々とこなすのが、やっぱり現実離れしすぎだと思った。(いや、自分が知らないだけで世 現実にある話なのか...?)
で、薫さん(二階堂ふみ)は、結局フツーの良い人だったのね。別班かテントの一員かと思ってた。