KentarouKabaya

デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃のKentarouKabayaのレビュー・感想・評価

4.0
宇多丸さんのラジオで取り扱っててメモしたこちら。モキュメンタリー手法で70sのバンドの栄光と衰退を描いたドラマ。どうやらフリートウッドマックの話しらしい。
プロット自体は特別新しくないストーリーだがラジオでも言及されてた、ボーカル役のライリーキーオとサムクラフリンの2人が歌い出すとリアルに物語同様に輝き出して鳥肌。そんな奇跡の瞬間が収められている。ラストまで2人の歌が聴きたくて見続けてしまう。あともう一つの側面はシスターフッド的な、マイノリティとしての女性の活躍と戦いの物語りでもある。才能豊だか破天荒なデイジーはもちろん、他にも魅力的な女性達が多数。特にサムの妻役であるカミラは、2人の恋路を邪魔する女的な、今までのステレオタイプに治らない複雑なキャラクターなのもこの物語の大きな部分かなと。とにかく良くある話しと決めつける前に見てみる事をおススメします。