Karen

勝利の法廷式のKarenのレビュー・感想・評価

勝利の法廷式(2023年製作のドラマ)
3.3
志田未来、風間俊介の法廷ドラマ。元子役で弁護士の蘭と脚本家の黒澤が難事件に立ち向かう。

基本、裁判ドラマが好きなので楽しめました。黒澤(風間俊介)は法律家ではなく、ある事件で婚約者を亡くし、復讐のために生きている脚本家。神楽蘭(志田未来)が彼の脚本通りに台詞を覚えて、その通りに裁判が展開するとか都合が良すぎな点もあるけど、事件の真相は奥深く、ずっと追っていた連続殺人事件の犯人に辿り着くあたりは見応えもある。

そもそも、本物の裁判ってドラマみたいに弁護士が流暢にペラペラとまくしたてたり、傍聴席に訴えかける熱い弁論、なんてものではない。事務的に手元の書類を読み上げたり、弁論だって、つっかえつっかえだし、あんなテンポ良く進まない。そういう意味では、台本があって、感情込めてセリフを言い、訴えかける、法廷で「演じる」このスタイルは妙に納得。まあ。実際は、相手の出方次第で台詞が変わっちゃうので、現実的ではないけれど。
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