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BEEF/ビーフのrejocquのネタバレレビュー・内容・結末

BEEF/ビーフ(2023年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

好青年役よりかは素の彼に近いwキャラクターで、まさかのハングルも喋る役w
アメリカ韓国系のソフトギャングみたいなコミュニティの話。
ミックスされた民族性の悪いとこ取りって感じですっっっごいめんどくさそうだった。

テーマが面白い。
金はあるが、心が貧しい女と
金も心も貧しい男たちの
幸福を偽造し、不幸を製造し続けるがその自覚が足らず「思うようにいかない」と嘆く、なんだか刺さる話。
割とダルい進行なんだけど、このダルさが自分の日常のようで、目が離せなくなる。上手いんだよな。おしゃれだと思う。

ところどころにナチュラルに出てくる、アジア人が自分を卑下したり変えたり自らステレオタイプにハマったりしながら白人有利コミュニティで生き抜こうとする姿。
「ビジネス」という言い訳で、アイデンティティを無視する姿。
当の王である白人の方は「禅」とか「ブッダ」とか言ってて愚の骨頂で滑稽この上ない感じ。
不安感に脈がドキドキする。

別に登場人物に深く共感できるわけじゃないんだけど、誰にでもある愚かしい部分を見せられるような。
耳が痛い、心も痛い、頭も痛い。
全員ほんとどうしようもねえクソバカで面白い。

Fワード連発するユアンくん見れるだけでもわりと価値が高い。
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