いて座

墜落JKと廃人教師のいて座のネタバレレビュー・内容・結末

墜落JKと廃人教師(2023年製作のドラマ)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

原作がとっても大好きで、まあいずれ実写化するだろうと思ってたら、正直私の中でのイメージともかけ離れてて微妙な気持ちで見始めたけど、動きのある画で見たらまた違った見え方があったり、漫画は自分のスピードで読み進めていくから映像作品としてのテンポ感も楽しめて面白かった。
少女漫画といえどギャグ要素が強いところが面白くて好きなんだけど、映像で見るとたまにくどく感じる時もあったかなあ。
シリアスなシーンで終わらせるんじゃなくて最後オチつけて笑いに持っていくもんだから、自然と笑顔になれるしどんよりしたものを引きずらない感じそれはそれで好きなんだけど、関係とか親密度は高まっていても毎話リセットされるような感じにもなって、あまり余韻に長く浸れるようなものでもないのかもしれない。

扇言はあんまり表情が読めないけどいろんなことを考えながら灰仁に対してはどんどん心開いていってて、灰仁も過去の自分が扇言に重なって見えてるのがたまにシリアスなんだけどああいう過去から良くも悪くも変わったもんだ。

原作の灰仁は大人っぽいビジュアルしてたから、橋本涼が先生らしく見えないことが自分の中で大きかったけど、ドラマ見てたら自分が学生時代に出来なかったことを扇言と一緒に経験していたところもあったからか、そういった意味では子供っぽさを感じるのも良かったのかもしれない。

一馬は原作の中でも好きなキャラクターで、もう少し儚い感じがあったら良かったなあ。孤高のアイドル感はあったのかもしれないけど、ドラマだとよりリアルに描かれてしまう部分があるからか、なんというか現実みを感じた。

小沢真珠の先生良い。独身女性でありながら母親みを感じるし、今の灰仁が良くも悪くもこうなってしまったのも妙に納得できた。
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