お仕事ドラマが強いところも韓国ドラマの良いところですが、本作もそんあお仕事ドラマの一本です。
それだけではなく、大人のドラマも非常に上手いです。
肝臓の病で死にかけた事がきっかけで、若い頃諦めていたレジデントに戻る女性を主人公に、仕事に家庭に様々な葛藤が描かれます。
しかも表現はドタバタ喜劇、スラップスティックと呼んでも良いほど、毎回毎回大騒ぎです。
『ナースのお仕事』のようなドジものの医療ドラマでは最初はあるのですが、だんだん仕事を身につけて、ドタバタのレベルも変わっていきます。
そして本作の魅力は主人公の夫を演じるキム・ビョンチョルさんでしょう。
私は『ドクタープリズナー』でしか観た事がないのですが、ザ悪役俳優で、憎たらしい男を演じたら右に出るものはいないと言っても良いです。
とてつもないクズ野郎を演じているのに、凄まじい圧倒的な顔芸で強烈なインパクトを残します。
本当にこんな酷い奴がいるのか、というほどの役ですが、この演じ方、表現で魅力がある説得力は、凄いです。
ドタバタ喜劇で、ロマンスもある、またも韓国ドラマの質の高さを見せられる作品です。
この春は、本作と『キムサブ3』で、韓国医療ドラマで過ぎていきますね。
