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季節のない街のchacoのレビュー・感想・評価

季節のない街(2023年製作のドラマ)
4.0
大震災から12年後も仮設住宅で暮らす人たちのお話。
大震災のことをみんな「なに」って言うの、はっきりいわないの。
国は仮設住宅を解体したいために
一人スパイを送り込んで住んでる人のことや出来事を調べてもらうことに。
そのバイトの兄ちゃんも「なに」で家族を亡くし、自分だけで生き残った理由もわからず荒んでた。

その兄ちゃん、半助(池松壮亮)が仮設でくらす住人たちに力づけてもらってた。
みんな優しくて、決して裕福ではないけど明るくて皆が皆のこと理解し助け合って生きてる。


様みえてても、やはり根っこに渦巻く闇はある。
「あれ」を経験してまたやり直そうなんて思える人ばかりではないってこと。
わかっていても出来なかったり、やってみても戻ってしまったり。
それを明るく描いてたり、特異な人たちが演じて忘れさせてはくれるけど
弱い大人たちがごまかしながら生きてるこの仮設で。

重たいテーマだった。
原作あるんだ。見てみたいな。
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