mao

18/40 ~ふたりなら夢も恋も~のmaoのレビュー・感想・評価

4.0
夢を追うさなか意図せず妊娠した18歳の有栖と、恋よりも仕事に生きるが女性としての自分について考える40歳の瞳子。ひょんなことから出会ったふたりが、それぞれの恋と夢と向き合いながら、強い絆で結びついていく。


最初は子どもっぽかった有栖(だって子どもだもんね)が、子どもを産むと決心して実際に出産してから、どんどん「母親」になっていく。

正直、メインのふたりというより、それぞれの恋の相手である鈴鹿央士演じる祐馬、上杉柊平演じる加瀬があまりにも素敵。自らも夢を追いながら、いつも笑顔で有栖を支え続ける祐馬と、とにかく瞳子にベタ惚れで、いつでもまっすぐに彼女を見つめる加瀬。ほんとうに最高。

瞳子の親友である産婦人科医の薫(松本若菜)も、友人として医師としてふたりをサポートする姿勢にじーんときたし、有栖の父(安田顕)も瞳子の母(片平なぎさ)も愛に満ちていて泣かされた。

不思議な縁の愛おしさをひしひしと感じる物語だった。

しかしハリー・ウィンストンを差し出しての逆プロポーズはさすがにしびれた。かっこよすぎる。わたしも来世はそんな女になる。今世はちょっともう間に合わない。
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