スーパーで、パート勤めをしている平凡な主婦が行方不明の大女優の替え玉をする話。
最初はドタバタコメディかと思ってたら、途中ミステリ?と思わせておいての芸能界の闇に切り込む話、意外と奥が深くて、最後の2話くらいはめちゃくちゃ見応えあった。
木村佳乃が芸能プロダクションの二代目社長で、先代が不祥事をもみ消していた事実を知り、幹部と対立しながら正しい道を歩もうとする役どころ。
パワハラ、セクハラ、犯罪がらみの不祥事もみ消し、大物プロデューサーや権力者への忖度、若い子達の悩み、何だか今の芸能界とかぶってしまい、木村佳乃さんは現実の旦那さんの記者会見を見てどう受け止めたのか、とか邪推してしまった。
「おとなはこの世界(芸能界)に生きる若い人達が希望を失わないように、絶望しないようにできる限りのことをしなくてはいけません。」と訴えかける若菜絹代(実は替え玉の妙子)の言葉が心に響きすぎた。
予定していた鈴木京香さんの降板で、主役を演じた若村麻由美さん、ちょっと鈍臭い主婦と大女優の二役、見事だったと思います。
そして何より、マネージャーのセシルちゃん(円井わん)、最初から最後まで存在感ありすぎですごかった。グッジョブ!