このレビューはネタバレを含みます
普通の主婦が大女優に代わって仕事をし、最後には芸能界の闇を暴く。ありえないことだからこそ、こんなことあったら面白いだろうなと楽しめた。
その一方で夫婦のこと、親子のこと、仕事のことなど身近な話が散りばめられていて、受け取るメッセージがたくさんあった。
特に印象に残ってるのは、4話の平祐奈ちゃん演じる育田の「1人でも2人でも理解してくれる人がそばにいてくれたら...応援してくれるわけじゃなくても理解してくれるだけでがんばれる」というセリフと、最終話の絹代さん(妙子さん)が視聴者に語りかけるセリフ。自分で決めた選択だからというのはブレそうになった時に自分に言い聞かせてきた言葉なので、それを肯定してもらえた気持ちになった。
後日談みたいなのがあるの好きなので、最終話の終わり方もよかったし、特別編もとても楽しめた。
生きていく背中を押してくれるような良いドラマだった。