Karen

シッコウ!! ~犬と私と執行官~のKarenのレビュー・感想・評価

3.0
裁判所の命令に従わない人に強制執行(主に財産差押え)を行う「執行官」というあまり知られていない仕事をテーマにしたドラマ。

リーガルドラマということで見始めた。執行官という仕事を初めて知った。公務員なのに歩合制給料とか、めちゃ大変な仕事だな、と思ったけど調べてみたら年収2千万〜3千500万だそう。めちゃ高給取りやん。

主役の吉野さん(伊藤沙莉)が、最初、執行官のことを借金の取り立て屋みたいなイメージで毛嫌いしていたが、それがよくわからん。普通に考えたら、裁判所の決定に従わない方に非があるし、かわいそうとか同情する前に債務者(原告側)の気持ちを考えて欲しい。いつまでも家賃払ってもらえない大家さんや、借金返してもらえない人の方がかわいそうだろ。

まあだんだん執行官という仕事に理解を示して興味を持ち始めるのは良かったけど。

犬が苦手な小原執行官(織田裕二)が、犬を飼っている家にシッコウに行く時に、犬の扱いに慣れている吉野さんを助手に連れて行く、というのが最初きっかけだったけど、その設定いる?犬と絡める必要ある?無理矢理感があった。まあ、執行官という地味な題材をドラマにするのに、犬をダシにしないと誰も見ないからか...。

最後は、吉野さんが執行官を目指すところで落着。(実際、初の女性執行官が今年4月に誕生したばかりというタイムリーな話)。

織田裕二が、「トレンディドラマ」世代とちょっと小馬鹿にされるシーンとかは思わず笑ってしまった。(東京ラブストーリーや踊る大捜査線、ドンピシャ世代の私..)
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