これがドラマにハマる感覚か！二日間で一気に見てしまった。見たい！という気持ちで次々と再生してしまう。
台湾ドラマにありがち、かつ自分が苦手な恋愛ドラマではなく、なんと政治が主題。大統領選挙までの一年間を8話で描いた作品。台湾に住み初めてからというもの、日本人の(特に自分の)政治に対する無関心さ、台湾人が日常的に政治について意見交換すること、などなどギャップを感じていたので、このドラマで大分その隙間を埋められた気がする。
ドラマにあてられちゃって恥ずかしいけれど、国を本気で変えようと努力する人たちって、すごくかっこいいと思えた。今まで全く関心がなかった、政党で働く人物の像ができたのも良かった。自分たちの一挙手一投足が、その時々の判断が、これだけ国中に影響力があると思うと、すごく面白い仕事だ。SNSやニュースに張り付いて常に最新を追わないといけないのは、僕には真似できないと思うけれど。
女性がかっこいいストーリーで、特に主演の二人がすごくよかった。人柄も能力も信念も素晴らしい。
ただやっぱり、選挙演説に集まる人とか、デモをしながら歩く人達の気持ちは理解できなかった。自分の脚と時間を使ってまで、「加油」、「當選」と叫ぶために集まるのってなんのためなんだろう。お祭り的な感覚なんだろうか。自分一人が行ったところで何も変わらない、という考え自体を変えないといけないかもしれない。
