いけしょー

ペイン・キラーのいけしょーのレビュー・感想・評価

ペイン・キラー(2023年製作のドラマ)
5.0
アメリカに蔓延している、オピオイド危機を描いた社会派ドキュメンタリー
衝撃的な内容だった。製薬会社パーデュー・ファーマが製造販売した、オピオイド系処方鎮痛剤「オキシコンチン」がいかにして全米に蔓延していったのかが実話をもとに描かれる。副作用で薬物依存になり、中毒から50万人以上が死亡。

医薬品の販売方法、無理なノルマ、押し売りなど薬物そのものの危険だけでなく蔓延させてしまった企業の問題。依存症になると本人だけでなく家族まで破壊してしまうことが何よりも悲しい。
薬物を断つ難しいさ、助けようとしても頭がおかしくなって力尽きてしまう。
2023年にアメリカでこんなことが起きていることが衝撃的だった。薬中とかではなく罪のない一般人が薬物に溺れていく姿が生々しく書かれている。

オピオイド系=モルヒネを用いた麻薬性鎮痛薬
いけしょー

いけしょー