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天狗の台所のこっのネタバレレビュー・内容・結末

天狗の台所(2023年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

里山の美しさ×食ASMRと折坂の音楽とが疲れた心に沁みて気付いたら全話観てたし原作も読破していた。
原作が素晴らしく、ゆえに映像化のナニカガチガウ感はどうしても拭えないのだけども(恐らく演出やカット割りの部分がイマイチだった)、メインキャストの回を追うごとにノってくる演技を観る楽しみなどで乗り切った。
飯テロドラマなのは分かるんだけども人と妖との境界を描く物語にしても主題のブレがむしろ一貫してしまっている…。オンの成長物語とするにも、成長するターニングポイントも印象に残らないくらい曖昧な印象。個人的には、基の孤独や自立をもう少し描き切って欲しかった。メイン2人の方向性が少しボケてしまっていることで、結果的に有意が一番キャラとして際立っている。
それでも最終話で見せるオンの成長には感動する自分がいるし、基も有意も愛しい天狗の末裔に思える。
折坂のアートワーク含む音楽がとにかく素晴らしくて、毎話の最後にモヤモヤが吹き飛んで終わる構成。
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