ポチ

三体のポチのネタバレレビュー・内容・結末

三体(2023年製作のドラマ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

フィルマークスの試写会に当選して鑑賞
今秋WOWOWで放送開始の超大作

「SF界のノーベル文学賞」ヒューゴー賞をアジア圏作品として初受賞!
累計2900万部超えの世界的大ベストセラーとなった中国SF金字塔の映像化作品

全30話のうち、先行で1、2話を公開
原作は未読のため初体験

総合4.8

物語5.0
演技4.5
演出4.5
美術4.5
音楽5.0
編集4.5


<ストーリー>
2007年、北京オリンピック開催間近の中国。
ナノ素材(マテリアル)の研究者・汪ミャオ(ワン・ミャオ)は、突然訪ねてきた警官・史強(シー・チアン)によって正体不明の秘密会議に招集される。
そこで世界各地で相次ぐ科学者の自殺、そして知り合いの女性物理学者の死を知らされた汪ミャオ。
一連の自殺の陰に潜む学術組織“科学境界(フロンティア)”への潜入を依頼された彼は、
科学境界の“主”を探るべく、史強とともに異星が舞台のVRゲーム「三体」の世界に入るが、そこにはある秘密が




第1話「科学者たちの死」

第1話は人物紹介、相関図の組み立て、物語の出発進行
主人公とキーとなる役者、設定や目的を覚えていくことから始まる

主人公ワン教授が巻き込まれていく流れが絶妙
シー警官もお喋り好きのだらしないようで実は仕事ができる魅力的なキャラ
チャン陸軍少将に協力を求められる会議室でのシーンは見ごたえたっぷり

謎の組織、謎の施設、謎の死、謎の目的
とにかく謎が多く、伏線もたっぷり
これからどうなるのか主人公と同じ気持ちで先に何が待ち受けているのか
怖くもあるが興味を引くこのハラハラドキドキたまりません



第2話「射撃手と農場主」

謎の実験結果
物理はなくなったという言葉に翻弄され
ワン教授は謎に引き込まれ謎の組織フロンティアに接触
物理学者ヤンの死から謎の手がかりを見つける
地球に何が起きるのか、何が迫っているのか



面白い!とにかく面白い
物理や化学が主なので話が難しく聞こえるが
簡潔に言うと謎の組織によって地球に危機が迫っている

それを色々な物理法則や化学によって語られる
主人公が翻弄されていく導入がうまく感情移入しやすい

テンポはゆっくりだが、丁寧で演出も凝っていて見応え十分
とにかくスケールが大きく原作が大ヒットしているだけあって
根幹の物語の骨太感が素晴らしい

役者の演技もキャラが立っていて見分けしやすく
セリフのやりとりも短い中に駆け引きがあって魅力的
演出効果も不穏で世界観を作ってるし
アジアSFでここまで作れる世界観と映像美に感服

間違いなくドラマも大成功するでしょう
本国では一足先に公開されて記録的大ヒットしてるのも頷ける

早く全話みたいと素直に思います
誰にオススメしても間違い作品だと思います

2話しか見れないのがもどかしい
ポチ

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