おやじ太鼓 第2部の7の情報・感想・評価

　〜♪海ゆかば水漬く屍 　　　山ゆかば草生す屍 　　　大君の辺にこそ死なめ…… 『万葉集』収録作品から詞が採られたという軍歌「海行かば」を口ずさみながら朝食の支度をするお敏（菅井きん）。なんでその歌なの😅？ 日曜日の朝。いつもならとっくに起きている亀次郎（進藤英太郎）が珍しくまだ床の中。愛子（風見章子）によると、洋二と三郎のことが心配で寝付けなかったらしい。 息子2人がずっと欠けている朝食の席は静か。静かすぎて亀次郎のイライラムカムカは治らない。 TV俳優になったらしき恋人 神尾とぎくしゃくしている秋子（香山美子）。いつになったら式を挙げるのかとやかましい父親を避け、別宅の武男（園井啓介）・待子（春川ますみ）夫婦と朝食。 クサクサして八つ当たり同然のカミナリを落としまくる亀次郎。愛子にも、彼女がかつて田舎の小学校の教師だったことを嘲るような嫌み。……食事中の夫を無視し、独りピアノ🎹で「はと」や「靴が鳴る」を弾く彼女の哀しげなこと。 何を言っても怒鳴り返すからと、言い返さず「はい、はい」と流す愛子。ばつが悪く張り合いも無い亀次郎はオロオロ💦。——そこへ、出かけていた長男夫婦からおいしそうなあんパンのお土産。亀次郎と愛子は並んで頰張る……。