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あたりのキッチン!のurのネタバレレビュー・内容・結末

あたりのキッチン!(2023年製作のドラマ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

不器用過ぎる登場人物の姿に最初は戸惑うけど、1話完結で観やすいし、ご飯は美味しそうだし、常にあたたかい雰囲気に包んでくれて幸せになった。料理を通して人が笑顔になっていくこの空間が大好き。

清美があの言葉をお守りにして頑張れたように、この作品はそっと心に寄り添ってくれる気がする。

11話それぞれが美しく構成されていてこの1クールで完璧だけど、数年後の阿吽の様子を描いた作品が観たい…!!

◎各話の感想
2話
桜を幸せにさせてあげられる料理もそれを見た勝の心境の変化も良い!ご主人がどんな意見も肯定してくれて包み込まれる感覚
3話
今回も良い、、肉が固まってしまうのをマヨネーズがうまくつなぐのにかけて「人をつなぐメンチカツ」、良い話だ…
4話
ここまで清美も桜も不器用なのを見てウズウズしていたけど、不器用な2人が料理を通して自然に友達になれた瞬間が幸せ
5話
清美の成長を感じる瞬間…!!叔母さんの気持ちも分かるしめちゃくちゃ良い脚本と演出…!!
6話
料理を通じて伝わる想いやり…血の繋がった家族みたいな明確なものじゃないけどあたたかい関係性。認められ、信頼される姿!
7話
祖母のためにと作ったものを桜自身がそうだったように食べきれないと言われてショック受ける展開、そしてそこから着想する良さ!阿吽が清美の居場所になってる!
8話
自己肯定感0だった清美が自分に出来ることを見つけて仕事に出会う瞬間も良かったけど、阿吽で働いたことで自分がやりたいことを自覚して「料理人になりたい」と伝えた時が本当によかった。人と料理の関わりで成長してる。清正の身体を想いやって水餃子にし、その上で親子の心を想いやる気持ちが表れたトンカツ。すごく良い。
10話
自分を見失ってた清美と清正に阿吽らしさを料理で伝えるご主人….!!!最高か。お父さんの想いがお守りになっているの本当に良い。
11話
清美の荒んだ心を満たし、包み込んでくれる想いの詰まった料理。「自分が大事にしたいものを大切にして生きていたらやりたいことに出会えるかも」という桜の優しい言葉。樹くんの成長もアツ…!!!居心地の良さよりも夢を叶えたい想いが強まっていく流れ!!「ここが帰ってきたい場所なら安心していけば良いんです、この店はずっとありますから」と言うご主人の最高の優しさ!そして「食べる人に合わせて作りたい!」という気持ち。料理長からの問いに対し、自分の想いをちゃんと伝えられるようになった清美!!おおそねに行くのも「このお店の力になりたい」という理由から!終わり方もめちゃくちゃ綺麗で優しかった。
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