慕謹言に婚約を破棄された葉小棠は、慕謹言を取り戻すため街で結婚相手を募るが民心を騒がせた罪で慕謹言に処罰される。葉小棠は慕謹言の想いを確かめるため巫術を用い夢に入った際、凌国に嫁ぐ越国公主を慕謹言が出迎えることを知る。そして公主の輿入れの機会を利用し慕謹言をモノにしようと計画するが、輿入れ当日、公主が死亡し葉小棠に殺害の容疑がかけられてしまう。

越国の公主に成り済まして慕謹言との成婚をもくろむ葉小棠だったが、公主一行が落雷によって死亡したことで、殺害の容疑をかけられ投獄されてしまう。慕謹言と凌子然は葉小棠の容疑を晴らすべく、証拠を捜して真相を突き止めようとする。その一方で御法司司正は保身のため、早急に事件を落着させようとするあまり、葉小棠を犯人に仕立て上げて処刑により口封じをしようと画策するのだが…。

葉小棠は慕謹言と凌子然、護衛の阿冷と共に公主殺害の真相を究明するため桃花谷へ向かう。だが、そこは毒虫や毒花がはびこる巧妙な罠が仕掛けられた地で、慕謹言は葉小棠を守ろうとして猛毒に侵されてしまうのだった。

慕謹言は葉小棠のため、密かに造夢晶石を捜すことを決心していた。慕謹言は失踪した越国の公主 越幽児が、阿冷と名を換え男装して葉小棠と共にいることに気づいていた。慕謹言は葉家の祠堂で、越幽児に造夢晶石を捜すために手を組まないかと持ちかける。

慕謹言は、金坪村が造夢晶石と関係していることに気づき、越幽児と共に手がかりを捜しに向かったが、村では旱魃鬼による殺人と税銀の強奪事件が起きていた。一方、慕謹言と越幽児が一緒に出かけたことを知った葉小棠は、凌子然と共に後を追うのだった。

姿を消した葉小棠を案ずる慕謹言。そんな中、旱魃鬼による殺人が起こり、慕謹言と金坪村の村人たちは急いで現場である船着き場へ。遺体を調べると致死傷には、ある特徴があった。そして慕謹言は離魂病を患う王嫣児に疑いを抱く。何者かに利用されている可能性も視野に入れ、監視しようという矢先に嫣児は血を見て卒倒する。それにより、慕謹言は嫣児による犯行ではないと断定。その頃、真犯人の魔の手が葉小棠に忍び寄る。

子硯や王曽の罠にかかり、牢に入れられた慕謹言。葉小棠は慕謹言のため、巫術を使って王曽の夢の中に入り、旱魃鬼の正体や山廟に隠された税銀を見つける。そして王曽の夢の中で、母 葉浅が皇室の者に造夢晶石を奪われるを見たのだった。

馮が倒れた葉小棠を治療し、慕謹言に葉小棠と離れるよう再度忠告するが、慕謹言は拒む。その後、葉小棠は越幽児、慕謹言、凌子然と共に皇帝に拝謁し、海棠郡主に封じられ、花神祈願節に参加することが決まる。その頃、葉小棠は慕謹言を傷つけないため、距離を置くようにしていた。

花神節の前日、凌子然は何者かによる放火計画があることを知る。計画を阻止するため、その人物を割り出そうと慕謹言と葉小棠は灯油の売買履歴を調べるが、収穫はなかった。そして迎えた花神節の当日、なごやかな雰囲気の中、踊り子たちによる見事な舞が披露され、拍手喝采が鳴り響く。その直後、場内にいた者たちの着衣から煙が出て火災が発生した。騒然とする中、慕謹言は踊り子がまいた花びらが火災の原因だと言う。

慕謹言は火事は白火石が原因だと知り、調査をしに行き、そこの店主が偽物だと気づく。皇太子の許可状を見つけるも、皇太子本人も花神節の場にいたため、疑わしい。そこへ九皇子と葉小棠が来て、珍宝閣の密室から紫の光が漏れていたと告げられる。葉小棠は機転を利かせ、陛下に賞宝大会を開こうと言うのだった。

賞宝大会に伴い、見合いが開催される。葉小棠との婚姻を望む凌子然は武芸の部 第１試合で壇上へ。続いて壇上に現れたのは先日、凌子然と八百長の約束を交わした髭面の男だった。ところが髭面の男は約束を反故にして凌子然を負かす。その後、慕謹言との試合で派手な敗北を演じ、会場は慕謹言への声援で包まれた。それを見て不機嫌だった凌子然は、ひょうんなことから越幽児と試合をすることになるのだが…。

造夢晶石の隠された山洞を開けるため、葉小棠と越幽児は手分けして２つの鍵を捜す。越幽児と凌子然は罠にかかり吊り上げられてしまうが、越幽児の首飾りで縄を切る。一方、葉小棠は木の上で鍵を見つけた後に木から落ち、慕謹言に助けられる。４人が合流し、2つの鍵が集まった。洞窟が開き、ついに造夢晶石を見つけるが…。