このレビューはネタバレを含みます
扱うテーマは違うけれど
ドラマ『euphoria』でも感じた、
待ってくれない世の中で立ち止まる勇気や
進む難しさに直面しながら、一歩一歩
足元を確かめながら進んでいくような
作品だった。
自分を労ることすらままならないのに、
(当たり前だけど)他者への心配りも
していかなければならない。
そして他者を想うほど優しさのない優しさを
覚えたり 嘘をつくのがどんどん上手くなり、
目の前の問題を見て見ぬふりをしてしまう。
“自分を守れるのは自分だけ”
良くも悪くもこれに尽きるよね…
“俺に出来ることはやったつもり”
とセリフでもあったけど本当にその通りで、
自分のことは自分にしか分からないし、
どれだけ大切な存在でも、
他者の命を預かれるほどの責任は持てない。
(まさにeuphoriaのルーとジュールズよ…)
お互い他者には理解できないような
問題を幾つも抱えながら生きていく。
そのなかで心に余裕がある一瞬の隙でも
いいから、無理のない範囲で他者に
心を配る。そうしてバランスを
取りながら前に進むしかないけど、
人に恵まれてるのはやっぱりミアの
人柄だよね。とりあえずみんな
幸せに生きてくれ〜…！
(カーリが価値観もルックスも最高に
クールだった…！！友達になって下さい！！)
